お受験は躾の基本・・・かもね。

受験準備を始めて、一番最初に購入した本が『名門小学校「お受験」面接合格マニュアル』(柴崎直人・著)でした。
お受験の心得や基本から始まり、日本人なら最低限知っておくべき歳時記や面接の際の立ち振る舞いについてわかりやすく書かれています。
特に立ち振る舞いについては、小笠原流礼法の師範である著者がレクチャーしていることもあり、要熟読だと思います。
そして、この本の何よりの特徴は決して小学校受験に特化した内容ではないという点です。
家庭内で行うべき基本的な躾やマナーをしっかり身につけよとこの本にはあります。
その一例として発達段階に応じたお手伝いや躾などについて書かれていました。
この本を読んで感じ取ったことは、お受験に大切な事は

年齢相応の「最低限、できるべきこと」ができているのか?
歳時記を通じた親子のコミュニケーション
自然や文化に触れるなど子どもならではの体験ができているのか
「良い事と悪い事」「挨拶」など基本的な躾を行っているか?

・・・ではないかということです。

身に着けるべき礼儀を身につける一方で、多様な思考力が身につく土台として自然や文化に触れるなど様々な体験を重ねる子が小学校受験に勝つのだと思います。
では、何故私立小ではそうした子どもを欲しがるのか?
それは、これから先、思考力の高い人が生き残る時代に突入するからだと思います。
近い将来、社会がAIにとって代わりつつあるといわれる中で、これからは思考力があり、且つ礼儀をわきまえている人が生き残る時代になるのではないでしょうか。
思考力があり、更に礼儀をわきまえていれば、社会に必要とされる人間になれる可能性がそれだけ高くなるということなのかも知れません。
それとも、これは考えすぎでしょうか。

・・・さて

話が変わりますが、時々、次のようなことを得意気に嘯く親が散見されます。

「うちの子は足し算と引き算ができるのよ」
「うちの子は漢字の読み書きができて九九が言えるのよ」

いやいやいやいや、そうじゃないから。

逆に私はそうしたことを嘯く親たちに質問したいです。
お子さんが足し算と引き算ができたとして、なぜその答えになるのかお子さん自身がキチンと理解できてますか?
幼いうちから読み書きができたとして、どんな文字を書いているのかお子さん自身が理解できていますか?

恐らく大半の子は、理解できていないと思います。

何故なら親に「仕込まれる」ままに足し算や引き算を解いたり読み書きしているに過ぎないからです。
要するに答えは分かっていても概念を全く理解していないということです。
また、残念なことに幼いうちから計算や読み書きを「仕込む」親に限って自己流の教育をしているケースが少なくありません。
「なぜ、この答えになるのか?」という思考力が身につかないまま、お勉強だけはどんどん進んでいくので、思考力など育つはずもなく、またこうしたお子さんほど基本的な躾が身についていないケースが大半です。
それを裏付けているのか、こうしたお子さんが小学校受験に合格したという話はかつて一度も聞いたことがありません。国立小も然りです。
全滅したという話ならよく耳にしますが・・・。

参考リンク:
脳にはキャパシティーがある

本題に戻りますが、小学校受験は決して英才教育を施すことではないのです。

年齢相応の礼儀を身につけ
基本的な躾をしっかり行い
年齢相応に身の回りのことが出来
子どもらしい体験を重ねる

これが小学校受験の要であるというのが本書の結論ではないでしょうか。

・・・最後に

『名門小学校「お受験」面接合格マニュアル』を紙ベースで御覧になりた方はは現在、入手が難しいかもしれませんのでこまめにAmazonマーケットプレイスでチェックされることをお勧めします。
キンドル版なら御覧になれるみたいですよ☆

[改訂版]名門小学校「お受験」面接合格マニュアル

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