国立小を目指すということ

これから書くエントリーはあくまで私見であり、国立小を目指すお母様方にとって喧嘩を売っているととられかねない内容であることをご容赦ください。

では・・・

我が家の志望校は私立小であり、国立小を目指したことは一度もありませんでした。
理由は至って単純。
通学に軽く一時間以上かかるので目指したくても目指せないわけですね。
ついでに言うと、我が家の方針と娘の資質に合わないのも理由のひとつでした・・・っていうか、これが一番の理由かな。
そんなこんなで国立小は全く目指していませんでしたが、それでも多少の基礎知識程度は持っているつもりです。
今回のエントリーは、そんな僅かな基礎知識に基づいたお話をさせていただきたいと思います。

ここ関西エリアには、大阪府に3校、京都府に2校、兵庫県に2校、奈良県に2校、和歌山県・滋賀県に各1校と計11校もの国立小がありますが、関東ほどではないにせよ倍率が非常に高いのが現状です。
大阪府の場合は、現在は抽選が廃止になりましたし、京都府も桃山小のみですが、平成29年度の考査では抽選は実施しなかったようです。
ちなみに概要はこんなカンジです。
(注:平成29年度考査)

大阪教育大学附属平野小
募集人数:105名くらい。うち60名は内部進学。
受験者数:159名(外部受験のみ)
合格者数:105名(外部46名/内部59名)
倍率:約3.5

大阪教育大学附属天王寺小
募集人数:105名
受験者数:482名(うち男子257名、女子228名)
合格者数:105名(うち男子54名、女子51名)
倍率:約4.6

関東ほどではないにせよ、やっぱり狭き門には違いありません。
この狭き門を底上げしているのが、国立という箔付けと授業料の安さだけが志望動機の記念受験組ね。

さて・・・

そもそも国立小とはどのようなところでしょうか?
私立小とは何がどう異なるのでしょうか?
詳しくは下記の参考リンク先をご覧ください。

  1. 国立小学校の受験…メリット・学費・倍率・準備を解説
  2. 私立と公立のいいとこどり?国立小学校の知られざる魅力と正しい選び方
  3. 国立小学校と公立小学校との違いは?受験して入学してみて分かった国立小学校のメリットとデメリット。

国立小にありがちな誤解として

国立小に行けば安泰
進学はエスカレーター
良質の教育が受けられる上に学費が安い

・・・などがありますが、ハッキリ申し上げて全て誤解です。
まず、国立小に行けば安泰ということは絶対にあり得ません。
確かに小中一貫校の場合は、成績や出席日数に問題がなければ中学までエスカレーター同然かもしれませんが、高校受験は不可避です。
一例を挙げると、京都教育大付属京都小中の場合は、小中一貫ですので成績と出席日数に問題がなければ付属中まではほぼエスカレーターですが、付属高への内部進学率は5割も満たないのが現状です。
大阪教育大天王寺小の場合は、付属中への内部進学率が5割から6割。付属高への進学は推薦を受け、且つ試験を受けなければなりません。
池田小の場合は、校長から推薦を受け、且つ試験に合格しないと付属中への内部進学はできません。
これらは一例ですが、関西の国立小の大半は

日ごろの成績&出席日数+推薦+試験

をクリアしないと内部進学できないのが現状ですので、私立よりシビアかもしれません。
ただし、学校によっては付属中に合格できれば付属高に内部進学できるところもあります。
こうして内部進学の条件がシビアですので、必然的に家庭での努力が欠かせなくなります。
家庭学習のみでは限界がありますのでいずれにせよ塾必須となり、その結果、教育費が私立と大差ない状態となるわけです。
ちなみに娘が通う個別塾にも国立小の生徒さんが何名かいらっしゃいますが、国立小の生徒さんの通塾率は高いそうですよ。
良質の教育が受けられるという点ですが、これも誤解です。
そもそも国立小とは教育実習のための学校という前提ですので、最新の教育を受けられる反面、面倒見は決して良いとは言い難いものがあります。
何しろ教師を育成する場ですので、勉強会などで休校になったり授業が予定より遅れることがしばしばあり、結果的に各家庭で遅れを補うことを余儀なくされるわけです。
要するに家庭での努力なくして成績維持は不可能というわけですが、これは私立も同じことか。

・・・ところで

「とりあえず国立小を受験する」などと話すママさんが散見されますが、「とりあえず」受験して合格できるほど甘くないと申し上げます。

お子さんは物事をそつなくこなせますか?
指示を一度で理解できますか?
年齢相応の躾が身についていますか?
情緒的に年齢相応または年齢以上ですか?
年齢相応の学力が身についていますか?
質問されたことに自分の言葉でキチンと答えられますか?

「とりあえず受験」するママさんほど条件を満たしていないと思います。
だって、条件を満たしていれば自ずと本気度も高くなるでしょうし、間違っても「とりあえず」などという言葉が出ないはずですから。
「国立小のみ受験する」と仰るママさんも散見されますが、いつも「無謀だなぁ」と思います。
抽選が廃止になった大阪ならいざ知れず、国立小には抽選がありますので、考査の成績がどれだけ良くても抽選で外したら不合格という理不尽さがあります。
国立小に不合格だったら地元の公立に行くとお考えかと思いますが、その安易な考えがお子さんの自尊心を傷つけていることに何故気づかないのでしょうね。
本気で国立小を目指しているご家庭ほど私立小を併願している方ばかりでしたので尚更疑問です。

最後に・・・
話が変わって・・・

国立小と言えば、思い出すことが二つ。

一つ目は、以前、娘と科学館に行ったときのこと。
この日は、小学生のみ入場無料の日でした。
受付で娘の名前と学校名を書いていると、他のお子さんの名前と学校名が見えたのですが、何故か大半が国立小ときたもんだ。
そう言えば、すぐ近くに国立小があったんでしたっけ。

二つ目は、二年前に行った志望校別対策講座でのこと。
娘が授業を受けていた教室の隣では、某国立小の対策講座が行われていました。
ちなみに参加人数は娘が参加していた講座と同じ人数。
娘が参加していた対策講座は、娘を含め比較的マイペースさんやゆっくりさんなお子さんが多かったのに対し、隣の教室で行われていた某国立小の対策講座にはテキパキと物事をそつなくこなすお子さんばかりが参加していました。
どのお子さんも、もともとの資質に加えて、ご家庭での教育や躾がしっかりしているお子さんばかりという印象でしたね。
もしかすると私立以上かもしれません。

最後に・・・

年齢相応の知能が備わっていて、基本的な躾が身についているお子さんが合格できるのは私立も国立も同じではないでしょうか。

【参考リンク】
国立小学校に合格する子の特徴は?
ことごとく合格する子供の共通点とは?

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