【修正加筆】
2020_08_09
内部進学をするのか外部受験をするのかもまだハッキリしない上に私自身が中学受験について勉強中の身でありながらこのような話題をするのは如何なものかと思いますが・・・。
西村則康先生の「中学受験は親が9割」によると、親の先入観で学校選びをするべきではないとあります。
親の時代は評判がイマイチな学校が今でもイマイチとは限らないということでしょうか。
本著によると親の時代は難関校だった学校が今でも難関校とは限らないともありました。
そういえば私の昔の友人が通っていた女子中高も当時は倍率の高い人気校でしたが、関関同立系の学校が相次いで新設されたり、洛南や西大和、高槻などの有名男子校が相次いで共学化した影響もあってか、ここ10年ほど前から定員割れするようになりました。
友人の学校は100年以上の歴史を持つ女子中高でしたが、受験者が激減する一方で遂に苦渋の決断を迫られ共学化を余儀なくされました。
共学化を決めたことで徐々に息を吹き返すようになりましたが、周辺には競合校が多いため今まさに正念場ではないでしょうか。
西村先生よると、親の先入観やブランドに惑わされず「偏差値」「学校の方針や校風」「入試傾向」を把握した上で学校選びすべきとありますが、まさにその通りだと思いました。
しかし、残念ながら受験を避けたい学校があるのも確かです。
ここからが本題。
タレントの中川翔子さんが中学時代に壮絶ないじめに遭われたのは有名な話ですが、てっきり公立中に通っていたものと思っていたら私立中だと知って驚きました。
公立中ならいざ知れず何故私立中で壮絶ないじめが起こったの?
私立中なのに学校は何やってたの?
私立中なのに何故いじめが起こるような状況になったの?
「私立中なのに」という言葉が頭をよぎりましたが、私自身がどこかで私立中に理想を持っていたのかも知れません。
中川翔子さんの話を知って、私立中と一口に言ってもピンキリがあるのではないかと思うようになりました。
何故、私立中なのにいじめが起こったのか?
調べてみたところ何故いじめが起こったのか納得できるものがありました。
中川翔子さんが通っていた学校(A中高:仮名)は、かつて女子校でした。
このA中高は偏差値40ですが、私はこの偏差値に着目しました。
念のために申し上げますが、偏差値の低い学校が総じて問題のある学校というわけではありません。
それを裏付ける例として関西には偏差値は低いけど、悪評がほとんど立たない学校がいくつかあります。
悪評がたたない理由は、「目的を持って入学してきている」という点。
堺市にある某女子高の場合は、美容師やネイリスト、ヘアメイクを目指すための学校という大きな特徴があります。
目的を持って入学してきている上に常に課題や実習に追われているので他人に構う暇などありません。
豊中市にある某中高の場合は、クラブ活動が盛んなことで知られています。特に「ある競技」が全国的に有名で、石原さとみさん主演でドラマ化されたこともありました。
偏差値が高い学校でも東京学芸大付属のような不祥事もありますので偏差値ですべてが判断できるわけではありません。
ちなみに東京学芸大附属の場合は、校長が交代したのを境に学校全体が荒れ出し、いろいろと悪評がたった挙句に起こった不祥事でした。
校長は更迭されましたが、定員割れした挙句に大量合格者が出たようですよ。
学校を良くするのもダメにするのも校長の手腕にかかっているってことですね~。
・・・さて
中川翔子さんが通っていた学校はどうだったのか?
中川翔子さんが在籍されていた1998年~2000年当時のA中高の資料を探っていくうちにいくつか気づいた点がありました。
【気づいた点その1】盛んと言える部活がないこと
中川翔子さんが在籍していた当時は、英語部とダンス部が全国優勝したようですが、学校の目玉になるに至っていないようでした。
【気づいた点その2】進学実績が微妙
言っちゃ悪いけど、進学実績をチェックすると旧帝大はおろか国公立大の合格者がひとりもいないんですよね・・・。
私大については早慶はゼロ。GMARCHの合格者が辛うじて1~2名ほどいた程度でした。
これらの合格実績を見て学力面が高いとは言い難いと感じました。
【気づいた点その3】入試結果
中川翔子さんが入学された当時の入試結果をチェックしたところ、失礼ですがほぼ全入状態でした。
【気づいた点その4】建学の精神がいろいろと疑問
A中高の建学の精神をチェックしたところ、以前、お札になっていた某偉人の名前が頻繁に出てきます。
当該の某偉人は初代校長。なのにあたかも某偉人が設立したかのような表現が疑問でした。
要約すると全体的に暇な学校だったのではないかと疑ってます。
人間、暇になるとロクなことを考えなくなりますがこれは子どもも同じことで、校内の暇な雰囲気がいじめを引き起こしたのではないかと疑ってます。
橘木俊詔先生の著書「公立VS私立」P152~153によると「いじめが深刻なのは勉強ができない下位の私立校です。そういう生徒たちは自分の学校生活において何をやっていきたいという目標がない。そういう目標のない子たちの間でいじめが目立ってくるのではないか」とあります。
はっきり言ってA中高そのものですね。
前述で「このA中高は偏差値40ですが、私はこの偏差値に着目しました。」と書きましたが、偏差値の低さに加えて切磋琢磨できる部活もなく活気に欠ける暇な雰囲気がいじめを引き起こす原因になったのではないかと疑ってます。
A中高はその後、校名変更に伴い共学化しましたが、中川翔子さんが在籍されていた当時とあまり変わっていないのか進学実績も偏差値も、そして目玉部活がないのもほぼ当時のままでした。
この学校には縁もゆかりもないのに口を慎むべきでしょうが、最も改革すべきところを怠っているように思えてなりません。
某口コミサイトによるとすこぶる評判が悪く、特にいじめの噂が絶えないみたいですから・・・。
そしてもう一つ。
中川翔子さんをいじめていた女子生徒について。
あくまで憶測の域を出ませんが、中川翔子さんをいじめていた加害女子生徒たちは付属小の内部進学者ではないかと疑ってます。
その根拠ですが・・・
この学校の付属小は現在でこそ小中一貫になりましたが、中川翔子さんが入学した当時は小学校のみでした。
改称前の付属小について調べたところ、児童の大半が外部受験で学校を出ていくようで、内部進学する女子児童は僅か数名。
京阪神にも付属中高が併設されているにも関わらず外部受験で大半の児童が出ていく学校が一定数あります。
家庭の方針や中学からは女子教育の学校であったりと様々な事情はありますが、児童の大半が出ていく併設校のほとんどが偏差値40台なんですよね・・・。
それでも進学される児童はいるにはいますが、付属小時代の学力がいまひとつ芳しくないお子さんが目立ちます。
偏差値40台だったとしても目玉部活があったり個性的な授業を売りにしている、大学実績が申し分ないなど魅力があればいいのですが、そうでなかったとしたら?
中川翔子さんが通っていたA中高はまさにそんな学校でした。
中川翔子さんをいじめていた加害女子生徒たちについて、こんな人物像ではないかと推測します。
だから他人が気になって仕方がない。
そうした生徒が群れると碌なことがありません。
おおかたこんなところでしょう。
余談ですが、中川翔子さんと同じくオタク少女だった一本木蛮さんとは随分違いますね。
一本木蛮さんの中高時代もまた中川翔子さんと同じくイラスト投稿にアニメ・マンガ、コミケにコスプレとオタクを満喫していましたが、学校でいじめに遭うようなことはありませんでした。
(ただし、この後ご紹介する著書によると、慶應義塾高等学校(本書ではOK大付属高校)の男子生徒と親しくなったことを妬まれクラスメートから陰口を叩かれている描写があります。)
その上、中川翔子さんも一本木蛮さんも負けず劣らずの美少女なんですけど、この差はなんでしょうね?
ちなみに一本木蛮さんが通っていた中学は聖心インターナショナル、高校は田園調布雙葉でした。
以上の点からお察しください。
最後に・・・
中川翔子さんの話を知って以来、暇な雰囲気の学校は受験すべきではないということを学びました。
同じ高いお金を払って通うなら確固たる目的を持って入学したいですよね。
結論:
- 勉強ができない子または勉強が苦手な子が多い学校は避けるべし
- 学校生活に目標が見出せそうにない学校は避けるべし
- 暇そうな雰囲気の学校は避けるべし
【参考資料】
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前述の一本木蛮さんの漫画。
コミケやコスプレに熱中していた田園調布雙葉時代について書かれています。
第一話のみこちらでご覧になれます。
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【参考リンク】
- ブラック私立中の見分け方
- 私立中学校を選ぶ基準は?
- つぶれそうな中学 ダメな中学 伸びる中学
- 東京学芸大学附属高校で犯罪レベルのイジメが起こる理由は?
- 東京学芸大学附属高校の変化とこれから
- 超一流校の「不祥事」「イジメ」「内紛」学校説明会では質問できない「名門中学校」裏事情ガイド