エスカレーター式で内部進学!?

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今回は内部進学についてのお話でも。

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進学できないのはだれのせい!?

世間では、大学付属校や総合学園と聞けば「無条件で進学できる」「完全エスカレーター」と連想しがちですが、はたして本当に無条件で進学できるのでしょうか?
例えば立命館小の場合。
立命館小と言えば、今や京阪神で人気ナンバー1のブランド校なのは皆さまもご存じかと思います。
何しろ2017年度のプライマリー入試の際には募集定員100名に対し170名以上が受験していることから人気の高さが伺えますし、娘が当時通っていた幼児教室も半数近くが立命館を志願するほどです。
立命館を目指すお母様の中には「立命館でのびのび過ごさせたい」とお考えの方がしばしばおられますが、立命館小にひとたび入学すれば大学まで完全エスカレーターなのかと言えば、答えはNO。
ソースは例によって娘が当時通っていた幼児教室の先生と、現在通っている塾の先生。

以前、塾の面談で先生がこんな話をしておられました。

立命館小の内部進学の基準は意外に厳しいとのことで、一定の成績をキープし、かつ特別推薦がないと内部進学ができない・・・とのこと。
遡ること4年前、娘が当時通っていた幼児教室の先生も「立命館はエスカレーターじゃないよ」と異口同音でしたので、恐らく事実かと思われます。
こちらも併せて御覧ください。

  • 立命館小のサイト
  • お受験じょうほう
  • 立命館だけではありません。
    多くの私立小では、無条件で内部進学ができない場合が多く、娘の学校を含め無条件で内部進学させてくれる私立小はほぼ皆無なのかもしれません。

    こうして内部進学の話がでたところで、ここからは少し怖い話をしたいと思います。
    これからするお話は随分昔の出来事なので、時代にそぐわない部分が多々ありますことをご了承ください。

    【内部進学できないとどうなるか?】

    私の幼馴染み(Tちゃん・仮名)は5年生からコツコツ頑張った甲斐あって無事A女子学園中に合格することができました。
    Tちゃんのあの時の喜びようは今でもよく憶えています。
    入学式を目前に控えた頃、Tちゃんはこんな話をしていました。
    Tちゃんの家の近所にA女子学園小から内部進学した女の子(Sさん・仮名)が住んでいるらしく、Tちゃんは「これからはSさんと一緒に学校に行ってSさんにいろいろ学校の事を教えてもらうの!」と嬉しそうに話してくれました。
    入学後も度々Tちゃんに会いましたが、学校の話をしている時のTちゃんの表情は笑顔溢れていて本当に学校が楽しくて仕方ないんだなと思いましたね。
    文化祭に招待された時もTちゃんは嬉しそうに校内を案内してくれました。

    色とりどりの看板がいっぱいの模擬店舗
    重厚な歴史ある校舎
    青々とした芝生が敷き詰められた中庭
    まるで宮殿のような噴水
    Tちゃんのように学校が楽しくて仕方がないという表情の生徒たち
    外国人の先生と楽しげに語らう生徒たち

    私が通っている公立中とは雲泥の差だ・・・つくづくそう思いましたが、Tちゃんは一生懸命頑張ったのだから報われて当然です。
    灰色の公立中学生活を送る私にとってTちゃんが羨ましくも眩しく映ってなりませんでした。

    ある頃からTちゃんは、少しずつ学校の現実的な部分について話してくれるようになりました。

    Tちゃんの通うA女学園中は当時、一学年あたり4クラスあったそうです。
    二年生からは成績毎にクラスが割り当てられ、それは露骨なまでの成績格差と言ってもいいほどの分け方でした。
    Tちゃんによると、こんな分け方だったようです。

    A組→学年トップクラス。国公立または医歯薬理工系に確実に合格できそうなクラス。
    B組→トップクラスとまではいかないが、割と成績の良いクラス。
    C組→まぁまぁまずまず。至って平均的な成績のクラス。
    D組→成績が危険水域クラス。退学フラグが立ち始めている生徒が散見される少人数クラス。

    A~C組までは内部進学・・・つまり高等部への進学はできるが、D組になると内部進学も危ういと話してました。
    ちなみにTちゃんはB組だったそうです。

    そんな話をしているうちにふとSさんのことを思い出しました。
    前述にも書いたようにSさんは付属小から内部進学してきたTちゃんのご近所。
    そういえば文化祭に招待された時もSさんと一緒にいる様子がありませんでしたし、ここ暫くめっきり名前が出てこなくなりました。

    思い切ってTちゃんにSさんについて尋ねた途端、にこやかな表情が一変。
    露骨に嫌そうな顔をしたTちゃんはこう言いました。

    「私、Sさん嫌いやねん」

    そこから堰を切ったようにTちゃんの口から次々とSさんの悪口が出てきました。
    Tちゃんの話はこうでした。

    確かに当初はSさんと仲良く登下校していましたし、一年生の頃に同じクラスになったので仲良くしていたとも話してました。
    Sさんは付属小から内部進学してきましたが、どうも学力面が付属小時代から芳しくないみたいで、小学校での学力面で躓いたまま内部進学してしまったようです。
    当時のA女子学園は付属小から付属中へはほぼ無条件で内部進学できたそうですので、Sさんもまた内部進学できてしまった模様。
    学力に問題がある上に所謂「暗くてどんくさい子」だったSさんはたちまちクラスでも浮いた存在になったようです。
    当初はSさんと仲良くしていたTちゃんでしたが、次第にSさんを疎ましく感じるようになったとTちゃんは話してました。
    二年生に進級したSさんのクラスは前述のD組だったそうです。

    中三の冬頃のこと・・・

    私の通う公立中に転校生がやってきました。
    何故、高校受験の慌ただしい時期に転校生がやってきたのか不思議に思いましたが、驚くことにその転校生はSさんでした。
    私が通う公立中の制服を身にまとったSさんは肩身が狭かったのかいつも背中を丸くしていたのをよく憶えています。
    そしてどこで聞きつけたのかA女子学園中から転校してきたことが学年内で噂になり、中には何故転校してきたのかを詮索する者までいました。
    Tちゃんに話すと既に知っていたようで、案の定辛辣にSさんを貶してました。
    学校から追い出すにしても中三の二学期半ばって・・・学校も酷なことするなぁ。
    そんな話を聞きながらも、心のどこかでSさんに憐憫の気持ちを持っていた私でしたが、たちまち憐憫の気持ちはどこかに吹き飛びました。

    だってSさん、学校のDQN女に媚びを売ってすり寄ってたから。

    このDQN女、よく嫌いな女子生徒にちょっかいをかけたり聞こえるような悪口を言う暇なオバカさんなんだけど、SさんもDQN女と一緒になって女子生徒に嫌がらせしてるんだよね。
    しかもSさん、転校してきたばかりで嫌がらせを受けている女子生徒のことなんて知りもしないのに。
    この様を見て、SさんがA女子学園から追い出された理由がよく理解できた気がしました。

    その後、Sさんは底辺女子高に進学しましたが、その後の行方は杳として知れません。

    そして今・・・

    ふとSさんのことを思い出したのでこうして記事に書きましたが、内部進学できないとどうなるのか?という反面教師ではないかという気がします。
    この出来事から何年も経過していますが、その間にも時代が大きく変化し、現在は廃止された制度や大幅改革されている制度も多々あります。
    ちなみにA女子学園のその後ですが、Tちゃんが卒業後も暫くは地域で一番の学校でしたが、その後関関同立系の学校が相次いで開校したことが影響し、定員割れが続くようになります。
    このままでは学校存続にかかわるのか、校名変更や男女共学など大幅改革を余儀なくされました。
    また、付属小からの内部進学制度も選抜制に変更されたという情報もありますので、成績が芳しくない生徒は水際でシャットアウトされるということでしょうか。
    そしてTちゃん。
    20代いっぱいまではTちゃんとの関係はなんだかんだで続いていましたが、Tちゃんの結婚や渡航を境にもう長い間会っていません。
    ただ、Tちゃんが我が家の教育におけるロールモデルの一部になったことだけは確かです。

    【参考リンク先】

  • 中高一貫校でも内部進学できない!成績不振や高校から転校する時
  • 進級・進学できない方の特徴
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