bookmark_border私立小とお金に関する割と現実的なお話

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小学校受験や私立小生活には何かとお金がかかるのはもはや定説。
では、私立小生活をしているご家庭は総じてお金持ちなのか?

答えは、半分イエスで半分ノー。

半分イエスの場合・・・

学校によっては大半がお金持ちのご家庭ばかりというところもあります。
名前は出せませんが、ある私立小では生徒さんのご家庭の大半が開業医に会社経営者、弁護士、有名大の大学教授に老舗・・・なんですって、奥様。
そんなセレブなご家庭ばかりが一同に揃っている理由はズバリ!高額な学費に毎年30万円から支払わなくてはならない寄付金にあります。
年間の学費が8~90万円に加えて修学旅行を始めとする行事や教材費、中には留学費用や専用タブレットだってありますので実質は100万円を軽く超えるでしょうね。
そこへきて大半のご家庭は習い事や通塾をしているでしょうから、そうなると必然的にお金持ちのご家庭ばかりが集まってしまうというわけです。
よく私立小では保護者付き合いにお金がかかると言われていますが、学校によっては派手なとこもあれば我が娘の学校のように至って淡白なところもあるので一概に言えません。

半分ノーの場合・・・
関西には学費が70万円以下の私立小が数多くあります。
開校が古い学校ほど寄付金不要という学校がいくつも実在しますからね~。
寄付金不要な理由は、地元の提携企業や関連団体(特に宗教系に多い)、歴代の卒業生がたっぷり寄付金を支払って下さるからです。

・・・ここからが本題。
今回は「半分ノー」の場合について主軸をおきたいと思います。

私立小によっては学費が私立幼稚園の月謝と大差ないところもあります。

・・・が
・・・しかし

ここで見落としてはいけない大切なことは、学費だけではないってことです。

有名マイナーにかかわらず私立小には可視化されていない費用が数多くあります。
その「目に見えない費用」を箇条書きにするとこんなカンジでしょうか。

  1. 定期券
    私立小と言えば電車通学といわれているほど電車通学率が圧倒的に高いです。
    そうなると定期券が必要となるわけですが、通学時間が優に一時間を越える場合はいくら学割が適用されるとは言え定期代がかさみます。
  2. 制服代
    小学生は心身ともに成長する時期。
    特に体の成長は著しいですので、制服の買い替えが必須となります。
    学校のバザーなどでサイズアウトした制服が出品されていることがありますが、争奪戦必至です。
    また、大半の私立小では学校指定の靴を履くことが義務付けられているので靴の買い替えも必須です。
    ちなみに我が家では3回くらい靴を買い換えてます。
    子どもの足の成長、恐るべし!
  3. 塾及び習い事
    昔と違って今は一定の成績を維持しないと内部進学させてくれません。
    家庭学習だけで補えるお子さんはいらっしゃるかも知れませんが、そんなお子さんはきわめて稀というもので、大半のお子さんは通塾を余儀なくされます。
    中には通塾する一方で通信教育を利用するお子さんも少なくありません。
    また、習い事に力を入れているご家庭が多く、習い事を一切していないご家庭はむしろ稀有な存在と言えるでしょう。
  4. 校外学習費
    私立小では宿泊を伴う課外学習が多いです。
    宿泊を伴うとなると数万円は必要ですよね。
  5. 検定試験代
    多くの私立小では検定試験に力を入れているところが多いです。
    一回あたりの検定料は2000円もしませんが、検定に合格するための準備としてテキスト必須となりますので、これを6年生まで続けると馬鹿にならない金額となるでしょう。
    ちなみに我が家では算数検定と漢検を毎年受験していますが、今年中にJETも受験する予定です。

ザッと箇条書きにするとこんなカンジになりましたが、他にもっとあるかも知れません。

・・・ところで

こちらをご覧ください。
こちらは7年ほど前に「発言小町」に投稿されたものですが、この投稿文をご覧になりどう思われましたか?
「発言小町」と言えば釣り投稿でおなじみですが、この投稿文ももしかすると釣りかもしれません。
ここでは「釣りではない」という前提で大真面目に書きたいと思います。

できれば私立小学校を考えているのですが、今年から主人のお給料が下がったことや、2人目が産まれたことなどで、経済的に少し心配になってきました。
企業規模がそれほど大きいものでなければご主人の給料が上がる見込みは薄そうですね。
二人目が生まれたとありますが、経済的に不安をおぼえている時点で私立小どころではないでしょう。

ただ、お友達のご家庭は、医師、大学教授、自営業と、3人とも我が家よりは裕福な暮らしぶりです。聞けばこちらの私立小学校はクラスの半分は医者のご家庭だそうで、入ったものの娘が惨めな思いをしないだろうかと不安もあります。
まず、家庭の雰囲気が合っていませんので入試の時点ではじかれる可能性が高いです。

2人目は男の子なので、絶対に公立に行かせたいと思っています。
兄弟間で妙な不協和音を起こす可能性があるので、やめたほうがいいでしょう。

私立小学校、毎月6万弱かかるそうです。主人はお給料が下がり手取り月収28万。家のローンもあります。
給料が下がった。
二人目が生まれた。
住宅ローンあり。
そこへきて私立小となると、この先待っているのは奨学金地獄か老後破綻ですぜ。
更に加えると、小学校受験の準備には何かとお金がかかりますが、その点も考慮してるかな?

習い事も多いと聞くし、我が家のような家庭は根本的に私立には向いていないのでしょうか?
家庭の雰囲気がそもそも合っていませんし、これだけ経済的に厳しいとなると向いていないのは火を見るより明らかというもの。

ちなみに発言小町内でのレスは実に手厳しいものばかりでした。

結局はFPに相談することが一番かなって思いますよ。
最近では保険やクレジットカードのオプションでFPに相談できるサービスがあったりしますからね。

私立小にはサラリーマン家庭のお子さんが大勢いらっしゃいます。
あきらめる前にまずは数年先も見据えた戦略を立てることや学費を含めて家庭の雰囲気にあった学校探しをすることが大切ではないでしょうか。

bookmark_borderある意味、貴重な本

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今から10年ほど前に「お受験ちゃん」と題した小学校受験合格記が出版されました。
小学校受験関連本の中でも稀有とも言える「不合格記」ですが、「不合格記」だけあって案の定Amazonや書評サイトでは酷評されまくり状態でした。

さて、この「お受験ちゃん」について・・・。

私がこの本の存在を知ったきっかけはサブカル母様のブログでしたが、既に絶版になっていたので、古本で購入しました。

著者は女性で所謂ギョーカイ人
当時保育園児の長女「ウカリちゃん」が本書の主人公。
セーラームーンのような制服にお城のような校舎、そんな娘を華麗に送迎する自分の姿に憧れて「西洋平和小学校」受験を決意。
個人経営の幼児教室に入会し、お受験の日々が始まるわけですが・・・
確かにAmazonのレビューや書評サイトで酷評される理由がわかる内容でしたし、サブカル母様が「反面教師」と評するのも納得できる内容でした。
当時、受験準備中だった私でも不合格の理由がわかる気がしたほどでした。
不合格の理由は、ズバリ「それ、やっちゃダメでしょ!」の連続だったこと。
では、どのあたりが「それ、やっちゃダメでしょ!」な点なのか、そのポイントを次のとおりにまとめてみました。

  1. ブランドで学校を選ぶ
    「西洋平和小学校」は朝の連ドラにも登場した有名お嬢様学校。
    「ウカリちゃん」の資質を度外視してブランド校を選ぶのは如何なものかと思います。
    あと、この著者は他校の説明会にも参加しているようですが、全てブランド校なんですよね。
  2. 噂に振り回されすぎ
    関東であろうが関西であろうが、スリッパの材質なんて誰も見ちゃいません。
    革のスリッパでなければいけないなんて噂をどうして信じるかな。
  3. ブランドにこだわりすぎ
    志望校選びからもわかるように、著者のブランド好きっぷりが随所に見受けられました。
    「ウカリちゃん」の受験服は全身ファミリア、著者のスーツはミスアシダにバッグはフェラガモ。
    健康診断書はあのセレブ産院。う~ん・・・。
  4. ペーパー一辺倒な印象
    本書では「ウカリちゃん」がくる日もくる日もペーパーをこなし続ける描写が多々ありますが、面接対策まで手が回らなかったのか本番は緊張のあまり、消え入るような声だったそうです。
    考査当日、一本橋遊びをしていた際に受験生の女児から「お先にどうぞ」と譲ってもらうばかりだったという点から行動観察対策もあまり行っていなかったことが本書で窺えます。
  5. 家族写真
    志望校に提出する家族写真を撮影したという描写がありますが、沖縄旅行で真っ黒に日焼けしたことに気づき慌てる筆者。
    どうにか画像修正で日焼けは処理できたものの、服装が派手な花柄って・・・。

これらの点からお分かりいただけたように、著者は、小学校受験のなんたるかをよく理解しないまま小学校受験にチャレンジしたことが窺えます。
小学校受験の何たるかをよく理解していなかったが故に妙な噂に振り回されたり学校選びを誤ったわけですが、同時に全身ブランドで固めても合格できないことや、ブランドで学校を選んではいけないと警告してくれている貴重な本でもあります。
まさにお受験版・しくじり先生とも言うべきですね。

しくじりの連続とも言うべきお受験顛末記ですが、実は、この本には五つの潤いがあります。

まず一つ目の潤いは、不合格になっても決して怨み事を言わなかったこと。
時々、不合格になった途端に志望校への怨み事をこぼすなど「すっぱい葡萄」を地で行く残念な親を見かけますが、著者は、決して「すっぱい葡萄」にならず、街で見かけたお受験親子を応援し続けていたそうです。

二つ目の潤いは、何だかんだで家族仲がいいこと。
もうね、これが一番!

三つ目の潤いは、長男を中学受験に合格させた実績があること。
きっと著者は、中学受験向きなのだと思います。でも、これってすごいことですよ!

四つ目の潤いは、著者自身が前向きな性格であること。
「ウカリちゃん」は、近所の公立小に進学することになりましたが、学校でたくさんの友だちを作り、地元のサッカーチームの紅一点として活躍しているそうです。
こうして「ウカリちゃん」が毎日を楽しく過ごせるのは、著者が前向きだからではないでしょうか。

五つ目の潤いは、著者が自分自身を楽しんでいること。
著者は仕事に育児に追われる一方でサンバカーニバルで踊るなど多彩な趣味を持っておられます。
そうです。
ママは子どもの教育一辺倒になるあまり、自分自身をないがしろにしてはいけないのです!

確かに反面教師の側面がある本ですが、自らの失敗談を出版したその勇気は評価されるべきではないかと私は思います。

尚、「お受験ちゃん」は現在は絶版とのことで電子書籍版もないようですが、マーケットプレイスで入手可能です。

めくるめく驚愕ワールド お受験ちゃん(^v^)

bookmark_borderお受験写真についてのお話

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お受験写真と言えば伊勢丹写真室が有名ですよね。
お子さんの魅力を引き出す腕前もさることながら、前髪カットとヘアセットがオプションでついても5000円以下と老舗写真館にしては良心価格。
学校によっては家族写真の提出が必要なところもありますが、ロイヤルファミリーばりに仕上げるほどの腕前ですので、家族写真を伊勢丹写真室で撮影するのもひとつの方法ではないでしょうか。
もちろん、関西にも伊勢丹写真室はありますので、詳しくはこちらをどうぞ☆

さて・・・

我が家の場合・・・

近所の写真屋(以下:R写真店)さんで撮影しました。
総額1,500円!(←また「安く抑えたぞ」自慢かw)
安い割には腕がいいので、地域では知る人ぞ知る写真屋さんなのですが、安さの秘密は次の点。

  1. ヘアセットは原則セルフ
  2. 修正なし
    むしろ、ありのままの娘を撮影してほしかったので好都合でした。

何故、R写真店を選んだのか・・・これには理由がありまして。

遡ること2年前。

スマホの写真をプリントアウトする際に、R写真店を訪れた時のこと。
R写真店は地域で有名な名物おばちゃんが切り盛りしているのですが、おばちゃんにふとお受験の話をしたところ、おばちゃんは私にこう言いました。

「願書の写真はうちで撮んねんでっ!!うちで撮ったら絶対に合格すんねん!!」
「絶対にうちで撮んねんで!!あんたの顔、憶えたで!!」

ここまで言われると、R写真店一択となってしまったわけで。

・・・2年後

おばちゃんとの約束はちゃんと果たしました(おばちゃんは本当に私の顔を憶えていました)。
そして娘は第一志望に合格できました。
おばちゃんの「うちで撮ったら絶対に合格する」という話は、本当でした。
これからもR写真店を利用させていただきます。おばちゃんに感謝。

最後に・・・

お受験写真に日焼けした肌はご法度であるということだけ申し上げます。
暗黙の了解として昔から言われていますが、詳しい理由はわかりません。
恐らく・・・ですが、日焼けした肌のお受験写真では見栄えが悪いということではないかと思います。
我が家の場合、幼稚園のプール開きの前々日に撮影し、日焼けは回避できましたので、撮影時期としては6月が無難ですね。
あと、いかにもプライベートなスナップ写真を切りぬいてお受験写真として提出する方がいらっしゃるそうですが、そのような方が合格したという話は聞いたことがありませんね。

「説明会で『スナップ写真でも構わない』って言ってじゃない!」って?

社交辞令を真に受ける典型ですね。

では、試験官の立場に立ってみてください。
派手な柄の普段着を着て、へらへら笑ってピースサインしているスナップ写真を切りぬいて願書に添付するような親子を合格させたいですか?
お子さんの進路を左右する場にそのような写真を提出している時点で高確率で非常識親子だと思いますよ。
志望校の先生方に見て頂く写真ですよ?
そんなお手軽写真でいいと思いますか?
何かの間違いで合格できたとしても、そんな写真を平気で提出するような親子ですから、100%問題を引き起こしますよ。
言ってみれば、願書の写真や家族写真は一般常識のある家庭であるかどうかの判断材料のひとつなのかも知れません。
写真は重要!・・・ということでしょうか。