bookmark_borderお受験に不向きであることに気づく時

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偶々、こんなコラムを見つけました。
このコラムは、掲示板サイト「ママスタジアム」内に掲載されていたものですが、お受験を断念するに至るまでが書かれています。
今回のエントリーはこのコラムの一字一句キチンと読んだ上での感想を書かせていただきたいと思います。

・・・さて
ここで少し前フリに入ります。

小学校受験は、中学受験や高校受験などと違って考査の点数だけでは合格できず、あまつさえ合格基準が不透明ゆえに不安や疑問を抱くのはごく自然な感情です。
多くのお母様は戸惑いながらも懸命に前に進もうとされていますし、中には戸惑いや疑問に思われたことを直接幼児教室などに投げかける方もおられます。
でもそれでOK!
少しでも戸惑ったり疑問に思ったことはどんどん幼児教室に質問したり泣きついちゃえばいいんです!
家庭学習のみで対策されている方はスポット講習会やニチガクを始めとする(←当ブログいちおしのニチガク)模擬試験の主催者に直接質問するのも方法です。
少しでも戸惑いや疑問があれば少しずつ取り除いていきましょう!

・・・と言ったところでようやくここからが本題。

コラムの感想を率直に申し上げると、執筆されたママさんはあまりお受験を理解しておられないのではないか?という印象でした。
例えば、『受験で判断されるものは何か?』という疑問。
ちょっとキツイことを言っちゃうね。
これがわからないと小学校受験は厳しいと思うんですよ。
では、小学校受験で何を判断されるのか?
答えはひとつ。

校風に合うご家庭であるかを判断する。

ただこれだけです。
校風に合わない子はペーパーが満点でも面接で模範解答をしても合格できません。
私国立小では校風に合うご家庭がほしいので考査を行うわけです。
要するに

ペーパー+行動観察(個別考査や運動考査なども含む)+面接校風にあうご家庭であるか?

これらを全て満たしてこその合格ということです。
前述で小学校受験は合格基準が不透明と書きましたが、校風に合うかどうかで判定される点が不透明と言われる所以ではないでしょうか。

コラムには、幼稚園ではシングルタスクだったのに対し幼児教室ではマルチタスクが要求されていることへの戸惑いが書かれていますが、実は小学校受験を目指すお子さんの中にはシングルタスクなお子さんは少なからずいます。
発達面であったり早生まれであったり第一子であったりと個人差がどうしてもありますので、個人的な意見を申し上げるとあまり気にする必要はないと思います・・・と言いたいところですが、気になってしまいますよね。
多くの幼児教室では難関校に照準を当てているのでマルチタスクの指示をしがちですが、もしも志望校がゆったり校や中堅校であればシングルタスクの指示がキチンとできていれば心配しなくても大丈夫だと思います。

コラムには「白い線からはみ出たら”ぺけ”ですよ」という先生からの注意についてが書かれていましたが、この点についての感想を書かせていただきます。
コラムには、幼児教室の先生が「白い線からはみ出たら”ぺけ”ですよ」と注意したことに疑問を持ったと書かれていましたが、私に言わせるとかなり優しい幼児教室だと思いました。
娘の通っていた幼児教室では関西ならではの「アカンやろ」「アウトやで」「それダメ」でしたので、「ぺけ」で疑問に思われるのなら関西なんて軒並みアウトだわね。
ついでに言うと、白い線からはみ出さないこと・・・これにはちゃんと理由があります。

ルールをきちんと守れているか?
指示を守れているか?
周囲との統率がとれているか・・・即ち集団生活に問題はないか?

白い線からはみださないことでこれらの基準を判断しているのです。
追手門などの厳格な学校であれば白い線からはみでると減点される可能性がありますが、中には少しはみ出た程度なら大めに見てくれる学校もあります。
もっとも大きくはみ出るのは論外ですけどね。
前述にも書きましたが、多くの幼児教室は難関校や有名校に照準を当てて指導しますので、どうしても厳格になりがちです。
「白い線からはみ出したら”ぺけ”」という言い方に疑問があるというなら、どんな言い方なら納得できたのかな?

次の気になる点はアヒル歩きについて。
小学校受験ではよく動物になりきってゴールまで歩くという課題が課されますが、この課題にはちゃんと理由があります。
例えば国立小ではおなじみのクマ歩き。
あれは「動物さんになりきろう」系のスタンダードですね。
あのクマ歩きには体幹が整っているのかを確かめるという目的があるのをご存知でしょうか。
体幹が弱い子がクマ歩きをすると不安定な動きになるそうで、要するに体のバランスがよろしくない・・・ひいては基礎体力に問題アリということになるのかな。
基礎体力の有無を判断する目安としてクマ歩きが必要なんでしょうね。
・・・でアヒル歩き。
これも恐らく体幹チェックの目的もあるんだろうけど、他の目的もあると考えてます。

指示どおりの動きができるか?
想像したことをアウトプットできているか?
臨機応変さ
物怖じしない性格であるか?
などなど。

子役の養成所ではありませんので、完璧にアヒルになりきる必要はありませんが、アヒルになりきろうと努力することが評価対象ではないかと思ってます。
コラムによると筆者のお嬢さんは、あひるの水かきをどう表現していいのかわからなかったという理由からスタートラインから動けなかったそうです。
とてもステキな疑問ではありませんか(!)
ステキな発想だと思うんですけど、小学校受験ですので可視化されない発想は評価されない可能性が高いんですよね・・・。
ステキな発想を評価されないことに疑問を持つ気持ちはわかりますが、ここでどう割り切るか・・・という点が分岐点かな。
考査としては評価されないかもしれないけど、その分、家庭で盛大に褒めてあげたらいいと思えるならお受験は続けたほうがいいと思うし、評価されないことが納得できないようならお受験は諦めたほうがいいと思うし。

このコラムの筆者は小学校受験を断念するという選択をしますが、それもひとつの方法ですし勇気ある決断だとも思います。
ただ、この筆者に言わせていただくとするなら、私国立の子どもたちをやんわりDisるのはやめてほしかったかな。
特に最後の

「狭い範囲で子どもをジャッジされる」

「子どもの未来は狭き門だけがスタートではない」という一文。

特に「狭い範囲で子どもをジャッジされる」という一文は、小学校受験を理解していらっしゃらないと感じました。
考査で審査されるのは子どもではなく家庭です。
なぜなら子どもは家庭を映す鏡だから。
子どもを通じて家庭を見ているわけです。
その点がわからないようではやはり小学校受験は困難を極めたかもね。

次に「子どもの未来は狭き門だけがスタートではない」という一文。

そうかな?

小学校の6年間を甘く見ないほうがいいですよ。
特に公立小の良し悪しは校区に左右されますが、それが民度の低い校区や教育や躾に無頓着な家庭が多い校区(以下ハズレ校区)でも同じことが言えるかな?

ハズレ校区の小学校に通うと順風満帆な小学校生活は期待できないだろうし、ハズレ校区ほどハズレ教師の巣窟になっていることはご存知?
ハズレ教師が担任になると悲惨だけど、その覚悟はあるかな?
あと、公立小は校区に住民票さえあれば誰でも入学資格があります。

誰でもですよ?誰でも。

きちんとしたご家庭の良い子たちばかりならいいけど、中にはロクな躾をしていないご家庭や育児放棄気味なご家庭だってあります。
一般常識のないご家庭もあれば教育方針がいろいろおかしいご家庭も実際にあります。
中には貧困家庭だって紛れ込んでいるでしょう。

そんなご家庭ほど話が通じないけど乗り切る自信ある?

そうそう、公立小女子の同調圧力も甘く見ないほうがいいですよ。
公立小女子の本当にあったひどい話をご紹介しましょうか。

・TWICEに興味がない女子またはTWICEグッズをもっていない女子を仲間外れ
・女子小学生による熾烈なおしゃれ合戦。ブランド服を持たない女子はイケてないとみなして仲間外れかいじめの対象。
・卒業式で袴じゃないと影でヒソヒソ
・低学年にしてDQN丸出しの言葉遣い。「ウザイ」「消えろ」などなど。

それだけ育ちが悪い女子小学生が多いということです。
そしてそんな女子の保護者ほど躾や教育に無頓着ですし、「あの親にしてこの子あり」を地で行くひどさですけど、そんなご家庭と互角に渡り合える自信ある?
だから小学校の6年間を侮らないほうがいいと思いますよ。

あと、有名校に合格した子がその後、壁にぶつかることがザラにあると書かれてますが、これもやんわりDisってね?
私立の子はあまちゃんだから壁にぶつかると言わんばかりだわね。

じゃあ公立だったら壁にぶつからないの?
っていうかそもそも壁にぶつからない子なんているの?

言わせてもらうと私国公立にかかわらず、どの子も必ず壁にぶつかります。

ただ、壁にぶつかった時にどう乗り越えるか?乗り越えるための処世術をどれだけ身に着けているのか?それが大切なんじゃないのかな。
勉強一辺倒の家庭なら乗り越えるのは難しいでしょうし、何かにつけて過保護な家庭も然り。
家庭で自己肯定感を育まれていない子も壁にぶつかった時に乗り越えるのは困難でしょう。
壁にぶつかって乗り越えることができるかかどうかは学校ではなく家庭次第ってことなんだわ。
壁を越えられないのを学校のせいにされちゃ困るね。

後半は恨み節めいた表現が散見されたように思えたのは私だけかな。
こうして恨み節が出てくるのって断念したことを正当化しているようにしか見えないんだわ。
筆者には恨み節のつもりはないかもしれないけど、私には恨み節にうつったのよ。ごめんなさいね。
断念したのなら、その行動に対して自信を持つしかないんじゃないのかな。
いかりや長介じゃないけど「次、行ってみよー!」でOKじゃないのかなって思うのよ。

最後に・・・

本来はどの子も小学校受験に向いているはずなんです。
向き不向きを決定づけるのは家庭の舵とりひとつじゃないかなって思うんですよ。

参考リンク:
くま歩きの重要性

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このブログで度々ご紹介させていただいてます。
副題のとおり「すべっちゃった体験記」ですが、お受験版・しくじり先生だと思ってます。
筆者からは一切恨み言めいた表現が出てこなかった上にお受験で頑張るご家庭にエールを送っているその姿勢はただただ素晴らしいの一言に尽きます。